新座図書館特別展『ガストロノミーの図書館〜食文化から世界を読む〜』

(共催)
立教大学新座図書館
立教大学観光学部寄附講座(辻調理師専門学校)
「ガストロノミー(美食)と観光」科目担当者小山伸二先生

【展示概要】
ガストロノミーGastronomyという言葉は、古代ギリシアの詩人アルケストラトスの造語だと伝わっている。「ガストロ」とは胃袋の意味で、「ノミア」は規範、慣習、あるいは学問をも意味していた。
胃袋の規範、あるいは胃袋の学問というガストロノミーは、二千年以上の時を経た19世紀初頭のフランスでふたたび目を覚ました。詩人ジョゼフ・ベルシューの詩集『ガストロノミー、または田園の人』(1801)によって、古代ギリシア語からフランス語への扉が開かれた。そして20年あまりのち、稀代の美食作家ブリヤ=サヴァランの『味覚の生理学、または超絶的美味学に関する瞑想の数々(Physiologie du goût, ou méditations de gastronomie transcendante)』というサブタイトルに潜ませた「ガストロノミー」という言葉が、この本とともに世界に広まり現在に至っている。
ガストロノミー。それは、食べることをめぐる科学であり、哲学であり、そして詩でもある。食卓にのぼっているかぐわしいひと皿に想いをはせて、まずは、ページを繰ってみよう。ようこそ、ガストロノミーの図書館へ!

【開催期間】 2022年12月19日(月)~2023年2月3日(金)
【開催場所】 新座図書館 1F N5号館側展示コーナー

展示① 展示④ 展示③

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