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タイトル
破吉利支丹
タイトルカナ
ハ キリシタン
責任表示
鈴木正三[撰]
著者名典拠1
鈴木, 正三(1579-1655)||スズキ, ショウサン
著者名典拠2
 
出版年
寛文2(1662)
出版地
[出版地不明]
出版者
[出版者不明]
言語
日本語
ページ数
19丁
大きさ
27cm
装丁
和装本
請求記号
RDC:33||HA
注記
惣よみがな附  裏打あり  帙入
PDF
立教OPAC 登録番号
CiNii(Nii論文情報ナビゲーター)
   

解  説
鈴木正三の著した反キリスト教書。
鈴木正三(1579-1655)は三河国足助出身の仏教僧侶。号は石平道人。関ケ原の戦いに二度とも出陣。1620(元和6)年に出家。故郷近くの石平山中に居住していたが、1637(寛永14)年、天草一揆が起こると鎮圧のため実弟鈴木重成が派遣された。重成は平定後初代天草代官に就く。正三は一揆の一因をキリスト教によるものとみて、多くの仏寺の建立を勧告、みずから天草に三年間居住して、キリスト教批判の本書『破吉利支丹』を著し各寺に備えさせた。刊行は1662(寛文2)年。まもなく刊行された浅井了意の『鬼利至端破却論伝』にも収録され、『破提宇子』とならび、江戸時代のキリスト教批判の代表的書物となる。正三には、ほかに『驢鞍橋』、『四民日用』、『二人比丘尼色懺悔』などの著作もあり、仏教にもとづく職業倫理は注目を浴びている。
鈴木鉄心編『鈴木正三道人全集』(山喜房仏書林、1962)に収録

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