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タイトル
天主實義
タイトルカナ
テンシュ ジツギ
責任表示
利瑪竇述
著者名典拠1
Ricci, Matteo, 1552-1610
著者名典拠2
 
出版年
同治7(1868)
出版地
[出版地不明]
出版者
慈母堂
言語
中国語
ページ数
52丁
大きさ
27cm
装丁
和装本
請求記号
RDC:34||RI
注記
合冊  帙入
PDF
CiNii(Nii論文情報ナビゲーター)
 

解  説
マテオ・リッチの著したキリスト教書。
マテオ・リッチ(Matteo Ricci.1552-1610)はイタリア出身のイエズス会宣教師。中国名は利瑪竇。イエズス会士として1583年、中国に到着。1601年、明の皇帝から北京滞在の許可をえる。伝道には中国への適応方針を採用、中国語の習得はもちろん、儒教の祭祀も容認した。西洋の進んだ科学を紹介した著書もあるが、『天主実義』(1603)はリッチの代表的な著書といってよい。しかし、リッチがキリスト教伝道のため採用した、中国の儒教および伝統的祭祀を認める姿勢は、やがて、ローマ教皇により拒絶され、それに対する中国皇帝によるキリスト教追放へと展開、いわゆる「典礼問題」となる。この間、『天主実義』の表記も二転三転する。
海老沢有道文庫所蔵の慈母堂版では、「天」または「上帝」とされていた表記が、「天主」、「上主」などに改変されていることがわかる。

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