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タイトル
宗教ト國家 : 前編
タイトルカナ
シュウキョウ ト コッカ : ゼンペン
責任表示
リギヨル, 前田長太合著
著者名典拠1
Ligneul, François, A. D,(1867-1939)
著者名典拠2
前田, 長太(1867-1939)||マエダ, チョウタ
出版年
1893
出版地
東京
出版者
前田長太
言語
日本語
ページ数
10,215p
大きさ
19cm
装丁
洋装本
請求記号
RDC:12||LS
注記
 
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CiNii(Nii論文情報ナビゲーター)
 

解  説
リギヨルと前田長太の著したキリスト教の護教書。
1891(明治24)年、内村鑑三による第一高等中学校「不敬事件」をはじめ、各地の教育現場でキリスト教をめぐる事件が起こると、井上哲次郎は『教育ト宗教ノ衝突』(1893)を著し、キリスト教は日本の「国体」と教育に合わないと主張した。この問題をめぐり「教育宗教衝突論争」ともいえる大論争が生じる。キリスト教側の反論が比較的少ないなかにあって、カトリックの神父リギヨル(François Alfred Désiré Ligneul.1847-1922)および前田長太(1867-1939)による本書は、井上の前掲書をいちいち引用しつつ反論を加えた本格的なもの。刊行年内に発売禁止になったため「前編」のみの刊行にとどまったとみられる。当然、現存している書物は他に知られていない。リギヨルはパリ外国宣教会宣教師として1880年に来日。前田は司祭として活躍したが1916年に慶応大学教授となる。
 鈴木範久編『近代日本キリスト教名著選集』第Ⅳ期(日本図書センター、2004)に収録

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