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タイトル
三山論學紀
タイトルカナ
サンザン ロンガク キ
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艾儒畧述 ; 費奇規[ほか]訂
著者名典拠1
Aleni, Giulio, 1582-1649
著者名典拠2
Christovão, Ferreira, 1580-1650
出版年
[1847]
出版地
[杭州]
出版者
[武林天主堂]
言語
日本語
ページ数
31丁
大きさ
24cm
装丁
和装本
請求記号
RDC:34||AS
注記
武林天主堂  道光27年重刊本を書写したもの  裏打ちあり 
朱筆書入あり(訓点付)  帙入
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解  説
艾儒略ことアレ-ニの著したキリスト教書。
アレーニ(Giulio Aleni. 1582-1649)はイタリア人生まれのイエズス会宣教師。1613年、中国に入り、中国名を艾儒略とした。徐光啓らとともに中国各地に伝道、中国語に通じ、西洋の数多くの書物の中国語訳を行った。
著書は、『三山論学記』のほか、『職方外紀』(1623)『西学凡』(1625)などがあり、いずれも『天学初函』(1628)に収められよく知られている。『三山論学記』は1625年、杭州で刊行された。三山は場所の名で、そこで著者と葉閣老との問答のかたちで儒教および仏教を批判、かわってキリスト教の教えが説かれている。
本書は江戸時代に、寛永の禁書令以後も写本のかたちで広まり、平田篤胤の『本教外篇』は、アレーニと葉閣老との問答を、自分と儒生との問答に置き換え、その復古神道に大きな影響を与えたとみられる。
海老沢文庫所蔵の本書は、1847(道光27)年の武林天主堂版の写本である。

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