Q1. シェイクスピアは実在した?
もちろん実在の人物です。イングランド中部のストラトフォード・アポン・エーヴォンという町でウィリアム・シェイクスピアは8人兄弟の3番目として1564年4月23日に生まれたとされています。
Q2. シェイクスピアの両親は?
父親ジョンは1568年にストラトフォードの町長を務め、母親メアリーは裕福な農家の末娘でしたが、シェイクスピアが14・5歳の時には経済的に破綻し、他の著名な作家のように高等教育は受けませんでした。
Q3. シェイクスピアの結婚生活は?
18歳の時に8歳上のアンに恋をして彼女の妊娠が発覚、所帯を持ち20歳で3人の子持ちとなりました。シェイクスピアはその後すぐに単身ロンドンに働きに出ました。ロンドンで劇作家として有名になるまで彼がどうしていたかは諸説があり、定かではありません。
Q4. ロンドンでのシェイクスピアは?
28歳ごろにはロンドンで劇作家兼俳優として確固たる地位を築き、1594年30歳でグローブ座株主ともなったシェイクスピアは、『ヘンリー六世』『じゃじゃ馬ならし』、『ロミオとジュリエット』、『夏の夜の夢』『ベニスの商人』、1600年ごろからは『ハムレット』『オセロ』『リア王』など劇作家として大成功を収めました。
Q5. シェイクスピアの老後は?
最後に書いたと考えられるのは『ヘンリー八世』(1613年)です。この劇の上演中に火事のためグローブ座は焼け落ちてしまいました。故郷のストラトフォードに戻り、ロンドンから訪れる友人たちと歓談したり、資産をめぐる問題に悩まされつつ晩年を過ごし、1616年4月23日に没しました。
参考文献:上記の内容は、『小田島雄志のシェイクスピア遊学』(白水社 2000)と『CD-ROM版シェイクスピア大全』(新潮社)を元に作成しました。