30 minutes Researchers' Talk (Katari no Jikan: in Japanese)-How interesting researches are!-

Researchers talk about the fun and the joy of researches based on their own research themes. Participants can touch the researchers' heart and get "!" (findings, surprises and stimulations). Let's enjoy this 30 minutes approaching researches' appeal.

2025年度

第30回「境界線とは何か:異文化コミュニケーション学における研究の広がり」

ラーニングアドバイザー(異文化コミュニケーション研究科 博士課程後期課程)

日時 2025年12月12日(金)12:40~13:10
会場 池袋図書館1Fラーニング・スクウェア、Zoom
言語 日本語
■開催レポート

今回は、「異文化コミュニケーション」に対するイメージとしてあげられる「境界線」という言葉をキーワードに、問いを立てることによる研究の広がりを考えることをテーマに開催しました。異文化コミュニケーション研究科所属の池袋LA に、「境界線」とは何か、そしてそれが社会や歴史とどのように関連しているのかを、「日本人論」とのつながり等のより具体的な内容に沿って語っていただきました。

研究における「問いを立てること」や「クリティカル・シンキング」の重要性など、卒業論文等を執筆する学部学生の皆さんにも役立つ、大変興味深い内容でした。

第29回「短歌と日本語:戦後短歌における〈帝国〉の表象」塚本邦雄〈日本脱出したし皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも〉を中心に

ラーニングアドバイザー(文学研究科 博士課程後期課程)

日時 2025年6月25日(水)12:40~13:10
会場 池袋図書館1Fラーニング・スクウェア、Zoom
言語 日本語
■開催レポート

今回は、1950年代初頭~1960年代半ばまでの短歌表現において、日本の「旧植民地」がどのように表象されてきたのかをテーマに開催されました。「前衛短歌」と呼ばれる表現形式における戦後短歌(あるいは日本語そのもの)と東アジアの関係という外しようのない問題の概略について、塚本邦雄を中心に、 実際の作品を例にとって解説されました。

参加者からは、30分という短い時間にも関わらず有意義な内容で知的刺激を受けた、登壇者の書かれた論文や記事を是非拝読したい、第二芸術論と戦中プロパガンダを起点とする前衛短歌についての前提が非常に興味深かった 等の感想が寄せられました。

多数のご参加ありがとうございました。