尹東柱さまにささげる歌(作者未詳)
あなたの天は どんな色だったので
あなたの風は どこへ吹いたので
あなたの星は 何を語ったので
あなたの詩は このように息をするのでしょうか
夜通し 苦しんで 夜明けを迎え
恋しさに傷ついた風が ふるさとに駆けていくとき
あなたは遠い空 冷たい冷たい空気の中で
あなたの息を 引き取らねばならなかったのですか
死んでいくすべてのものを 愛したあなたは
むしろ 美しい魂の光たれ
木の葉に起こる風にも 苦しんでいたあなたは
むしろ むしろ 美しいいのちの光たれ
あなたの地、あなたの所に
天を飛ぶ星が揺れる
※訳詩は、井田泉牧師の許諾をいただいて掲載させていただきました。井田牧師の個人サイトからも見ることが出来ます。