Body Expression and Cinematic Arts

  1. 『未来のダンスを開発する : フィジカル・アート・セオリー入門』(ブレインズ叢書 ; 3)
    木村覚著、メディア総合研究所(2009)
    5つのキーワードから現代ダンスの新しい発想を読み解く
    ダンスは「何を踊るか」だけでなく、「踊る」という行為そのものを問い直す時代に入っています。本書は、「イリュージョン」「タスク」「ゲーム」「死体」「観客」という5つのキーワードから、現代ダンスの新しい発想を読み解きます。ダンス経験の有無を問わず、身体表現やアートに興味のある人なら、新鮮な発見があるはずです。
  2. 『カメラの前で演じること : 映画「ハッピーアワー」テキスト集成』
    濱口竜介、野原位、高橋知由著、左右社(2015)
    「そこにいる」ことの意味を問い直し、身体表現やコミュニケーションについて考える
    「演技」とは、感情を表現する技術なのでしょうか。本書は、映画『ハッピーアワー』の制作過程を通して、カメラの前で人が「そこにいる」ことの意味を問い直します。綿密な本読みやワークショップを重ねながら、演技が他者との関係の中から立ち現れていくプロセスは、映画制作だけでなく、身体表現やコミュニケーションについて考える手 がかりにもなります。
  3. 『ヴァレリー : 芸術と身体の哲学』(講談社学術文庫 ; [2645])
    伊藤亜紗著、講談社(2021)
    新たな思考の広がりを感じられる一冊
    本書は、詩人ポール・ヴァレリーの思想を手がかりに、「作品」「時間」「身体」という3つの視点から創造の営みを読み解きます。芸術論でありながら哲学への入口にもなる一冊で、創作や表現に取り組む人ほど、新たな思考の広がりを感じられるでしょう。
  4. 『魂の燃ゆるままに : イサドラ・ダンカン自伝』
    イサドラ・ダンカン著、山川亜希子、山川紘矢訳、冨山房インターナショナル(2004)
    「自分らしく表現する」とは何かを考えるきっかけを与えてくれる一冊
    裸足で踊り、自然な身体の動きを追い求めたイサドラ・ダンカン。彼女の自伝には、近代ダンスを切り拓いた芸術家としての挑戦だけでなく、自由を求め続けた一人の人間の葛藤や情熱が率直に綴られています。ダンス史を学ぶためだけでなく、「自分らしく表現する」とは何かを考えるきっかけを与えてくれる一冊です。
  5. 『なぜ、植物図鑑か : 中平卓馬映像論集』(ちくま学芸文庫 ; [ナ14-1])
    中平卓馬著、筑摩書房(2007)
    「見ること」を根底から問い直し、映像や芸術を見る目にも新たな問いを投げかける
    本書はいわゆる「写真論」ではなく、写真家・中平卓馬が「見ること」を根底から問い直した評論集です。「写真とは何を写すのか」という問いを出発点に、対象そのものに向き合う視線のあり方を模索していきます。「植物図鑑のように見る」という発想は、写真だけでなく、映像や芸術を見る目にも新たな問いを投げかけてくれます。