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『HSPの心理学 : 科学的根拠(エビデンス)から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』
飯村周平著、金子書房(2022)
「HSP」によくある誤解を解く!「HSP」について理解を深めたい人におすすめ。
昨今「HSP」という言葉がよく聞かれます。「繊細で生きづらさを抱える人」と説明されることが多いようです。実はこの説明は学術的な「HSP」の考え方とは異なるのです。本書では「HSP」についてよくある誤解を解き、学術的な説明をしています。「HSP」について詳しく知りたい人、「HSP」との付き合い方を知りたい人、研究知見に基づく理解を深めたい人におすすめです。
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『医療現場で働くやとわれ心理士のお仕事入門』
小林陵著、岩崎学術出版社(2024)
心理士として働くというイメージを掴みたい人におすすめ。
心理学を学んでいる人の中には「将来心理学の専門家として働きたい!」と考えている人も多いかと思います。しかし、心理士の働き方は多種多様で、現場に出るまでは実際の働き方をイメージすることが難しいのではないでしょうか。本書を読めば、医療現場で働く心理士である著者が、どんなふうに仕事をして、普段どのようなことを考えているのかが分かります。心理士として働くということの大まかなイメージを掴みたい人におすすめです。
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『嫌われる勇気』
岸見一郎, 古賀史健著、ダイヤモンド社(2013)
自分との付き合い方、他者との付き合い方について新しい視点を与えてくれる。
本書は、アドラー心理学の理論を哲学者と青年の対話という形式で分かりやすく説明しています。私たちは日々さまざまなストレスを抱えながら生きていますが、その多くは人間関係に関する悩みに起因すると言われています。他者評価、承認欲求、自分の価値とは・・・?自分との付き合い方、他者との付き合い方について、新しい視点で考えるきっかけを与えてくれます。
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『アサーション・トレーニング : さわやかな「自己表現」のために』
平木典子著、金子書房(2021)
日々のコミュニケーションや人間関係の悩みに役立つ内容が盛りだくさん。
「アサーション」とは自分も相手も大切にした自己表現をすることです。言いたいことを主張することと、相手の言い分を吞むことは一見両立しないように見えますが、「アサーティブな」伝え方をすれば、自他ともに気持ちのよいコミュニケーションが可能になります。本書はアサーションについての基本的な考え方から具体的な実践方法まで書かれており、日々のコミュニケーションや人間関係の悩みに役立つ内容が盛りだくさんです。
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『使う使える臨床心理学』
岡島義, 金井嘉宏編、弘文堂(2020)
臨床心理学をより身近なものと感じることができる一冊!
本書では,年齢の変化とともに生じるこころの悩みと,その解消に向けて臨床心理学ができることについて書かれています。臨床心理学をより身近なものとして感じることができる一冊です。コラムや付録などもあり,非常に読みやすいため,臨床心理学やカウンセリングのことを初めて学ぶ人にもおすすめです。