Tourism_2

  1. 『地域調査ことはじめ : あるく・みる・かく』
    梶田真, 仁平尊明, 加藤政洋編、ナカニシヤ出版(2007)
    「地域調査を行う前に読むべき入門書」
    地域調査をする方法に関して、多角的な視点からその手法の基礎的な内容を解説している。具体的に、アンケート調査・地域調査のデータ処理・GIS分析などを通じて、地域の魅力や課題に関する研究をする際に必修的な内容をまとめており、執筆者の経験から書かれているので、何より分かりやすい。特に、観光学部および観光学研究の学生さんに強くおすすめ。
  2. 『地形で読みとく都市デザイン』
    岡本哲志著、学芸出版社(2019)
    「都市に興味深い人に推薦したい都市形成史の入門書」
    日本の都市・成り立ちに関する、いわゆる都市学の教科書的な本である。我々が普段生活している都市で形成されている景観は、当たり前に通り過ぎる場合が多いものの、それは地形を手掛かりに、人と自然環境の間に形成され、歴史の変化に応じて現状の景観になっている。こういう都市形成史に興味深い、もしくはブラタモリ類の話が好きな学生におすすめ。