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  1. 『観光まちづくりの展望 : 地域を見つめ、地域を動かす』
    西村幸夫+國學院大學地域マネジメント研究センター編 ; 石山千代 [ほか] 著、学芸出版社(2024)
    「観光まちづくり」の現在地とは?
    平易でよく使用される概念でありながら、実はその実態を把握することが難しい「観光まちづくり」。本書は様々な分野の研究者が、各地域で行われている「観光まちづくり」の実践や各種制度を「個性」、「つながり」、「暮らし」、「仕組みと人材」という4つの観点から捉え、「観光まちづくり」の現在地を示そうと試みるものです。編者が2009年に出版した『観光まちづくり:まち自慢からはじまる地域マネジメント』を併せて読むことで、さらに理解が深まるでしょう。
  2. 『「観光まちづくり」のための地域の見方・調べ方・考え方』
    國學院大學地域マネジメント研究センター編、朝倉書店(2023)
    「まち」や「地域」を研究する方、まちづくりに携わってみたい方におすすめ!
    『ツーリズム・リサーチメソッド』が観光研究を概観しているのに対し、本書はタイトルにもある通り、「地域」に特化した調査の方法や考えを解説したものです。「地域」の風景や空間構造、社会構成、制度・政策等の調査方法についての説明のほか、ビジョンづくりや主体間の関係性の構築、情報発信といったまちづくりの現場で必要とされる技法についてもカバーしています。「まち」や「地域」を対象とした研究をする方、また実際にまちづくりに携わってみたい方に特におすすめです。
  3. 『ツーリズム・リサーチメソッド入門 : 「観光」を考えるための道案内』
    遠藤英樹編著、法律文化社(2024)
    観光研究ってどんな作業・分析をするの?
    「観光研究って具体的にどんな作業・分析をするの?」と思う方におすすめです。本書は第1部の質的リサーチ(インタビュー、参与観察、ライフヒストリー等)、第2部の量的リサーチ(質問紙調査、統計分析、GIS等)に加え、第3部では出版物や口コミ等に対するメディアリサーチの項目が設けられているなど、観光研究によく使用される調査方法が広くカバーされています。卒論などを本格的に始める前にご一読を。