経営学専攻ラーニングアドバイザーのおすすめ本

  1. 『留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック』
  2. (二通信子・大島弥生・佐藤勢紀子・因京子・山本富美子著、東京大学出版会2009年
    レポートや論文などの作成に取り組む留学生や日本人留学生のサポート
    本書は、理系・文系にかかわらずレポートと論文に共通している文型、接続表現を載せ、どんなためにどんな表現を使うのか、それぞれの文型や接続表現がどのように使い分けたら良いのかなどについて詳しく説明している。また、レポートや論文の作成に必要な知識やアカデミックな文書を書く際に注意すべきポイントも解説している。本書は、レポートや論文などの作成に取り組む留学生、または新入生の日本人学生にお勧め、レポート・論文作成のための辞書と参考書の両方の役割を果たす一冊である。
  3. 『はじめて学ぶ経営学―人物との対話』
  4. (中野裕治・勝部伸夫・嵯峨一郎・貞松茂著、ミネルヴァ書房2007年
    経営学という世界の旅行を初めるあなたのための道案内
    本書は、「管理の誕生」「人間の発見」「組織と環境」「制度と戦略」という4つの部分に分けられ、およそ50名の著名な経営学者たち、および彼らにより登場された古典的理論や有力な学説を紹介し、経営学の発展においてそれぞれの理論や学説の貢献も説明している。また、各理論や学説をより深く理解するために、初学者向けの比較的入手しやすい基本文献を挙げている。本書は、経営学の初学者向けの入門テキストであり、経営学の名著や古典への関心を持ち、この世界で旅をしようとするあなたのための道案内でもある。
  5. 『マネジメント研究への招待:研究方法の種類と選択』
  6. (須田敏子著、中央経済社2019年
    マネジメント研究の研究方法を知り、理解しよう
    マネジメント研究には、「インタビュー」、「サーベイリサーチ」や「ケーススタディ」など、様々の研究方がある。初めて研究に取り組む初心者は、自分の研究にどの方法が妥当であるのかに迷うことが多いだろう。本書は、マネジメント分野における研究方法の選択に大きく関わる存在論・認識論を分かりやすく紹介し、また客観主義研究パラダイムと主観主義研究パラダイムに属する様々の研究方法について、それぞれの研究方法の「特徴」や「強みと弱み」を「代表的な研究例」とともに詳しく解説している。本書は、近いうちに卒論の準備を始めようとするあなたに、自分の進めたい研究にどの研究方法が妥当であるのかを把握するために読んでほしい一冊である。
  7. 『SPSSによる応用多変量解析』
  8. (三輪哲・林雄亮編著、オーム社2014年
    SPSSによるテータ分析手法の学習
    本書は、SPSSによるテータ分析手法について、相関分析や回帰分析など それぞれの分析手法の意味や狙い、実際の操作手順と結果の解釈、及び注意点を包括している。また、ソフトウェアの操作や記述統計から、相関・回帰分析、およびマルチレベル分析へと、水準が徐々に上がるように構成されている。本書は、卒業論文やレポートなどで調査データを分析する際に役立つ一冊である。
  9. 『SPSS完全活用法データの入力と加工 第4版』新装版『図説英国執事-貴族をささえる執事の素顔』
  10. (酒井麻衣子著、東京図書2016年
    SPSSによるデータの入力と加工の学習
    データの下準備が不十分であると、正確な分析結果が得られることはできない。データの分析には、データの入力と加工が必要、かつ重要である。本書では、目的にあったデータ収集や入力のコツ、データの加工法について、様々の事例を用いて分かりやすく解説する。また、データ分析する際に、知っていると便利な裏技やテクニックが数多く記載されている。本書は、初めてSPSSを使い、データ分析を始めようとするあなたに役立つ一冊である。卒業論文で調査データの分析が必要な時に、ぜひ参考にしてみましょう。
  11. 『社会心理学におけるリーダーシップ研究のパースペクティブ I』
  12. (坂田桐子・淵上克義、ナカニシヤ出版2008年
    リーダーシップ研究の新たの潮流:2000年ー2007年の研究動向
    本書は、一般に知られている古典的なリーダーシップ理論を取り上げるものではなく、主に2000年から2007年までの間のリーダーシップ研究を考察した上、社会心理学的な視点をもったリーダーシップ研究において注目されたテーマに焦点を当て、それぞれの研究を紹介している。本書は、近年に登場された研究アプローチの把握や新しいリーダーシップ理論の理解のために編集されたものである。リーダーシップをテーマにして卒業論文や修士論文を作成しようとしているあなたに役立つ一冊である。
  13. 『社会心理学におけるリーダーシップ研究のパースペクティブ II』
  14. (坂田桐子、ナカニシヤ出版2017年
    リーダーシップ研究の新たの潮流:2010以後の研究動向
    本書は、『社会心理学におけるリーダーシップ研究のパースペクティブ I』の続きとして出版されたものである。主に2010年以後のリーダーシップ研究を概覧した上、社会心理学的な視点をもったリーダーシップ研究において特に注目すべき9つのトピックを取り上げ、それぞれを紹介している。本書は、近年に登場された研究アプローチの把握や新しいリーダーシップ理論の理解のために編集されたものである。これから、リーダーシップをテーマにして卒業論文や修士論文を作成しようとしているあなたに役立つ一冊である。
  15. 『はじめて「質的研究」を「書く」あなたへ:研究計画から論文作成まで』
  16. (太田裕子著、東京図書2019年
    質的研究を書く
    本書は、質的研究の概説、研究の問いの設定、先行研究レビュー、インタビュー書き方、結果と考察の記述方など、質的研究法を用いて研究を計画することから結果を踏まえて研究論文を作成するまでのすべてのステップを案内している。多種多様な研究方法論と研究手法を網羅していないが、質的研究法に関わる理論的背景や、代表的な手法を扱っている。本書は、初めて質的研究を書こうとするあなたのよき伴走者として役立つ一冊である。
  17. 『論理が伝わる世界標準の「議論の技術」 : Win-Winへと導く5つの技法』
  18. (倉島保美著、講談社2015年
    論理的に議論することを学ぼう
    本書は、議論の基礎、技術及び実践という3つの部分で構成されている。議論とは何であるか、論理的な議論にどのような技術が必要とされるのかを詳細に紹介している。また議論の具体例を使いながら、議論の深め方を説明している。これから、会社に入るか、大学院に進学するか、どちらにも論理的な議論をすることが常に求められる。このため、ぜひ本書を読んで、議論の技術を身に付けましょう。
  19. 『論理が伝わる世界標準の「プレゼン術」:生モノの「説得技法」』
  20. (倉島保美著、講談社2014年
    論理的にプレゼンデーションをすることを学ぼう
    本書は、失敗例と改善例を比較しながら、論理的なプレゼンテーションに必要なもの、ロジックを組む方法と表現の手法を紹介している。さらに、複雑な状況でロジックを組み、表現する手法をいかに活用するのか、実例を用いて説明している。本書は、これから学生としても、社会人としても求められる論理的なプレゼン能力を身に付けることに役立つ一冊である。
  21. 『論理が伝わる世界標準の「書く技術」 :「パラグラフ・ライティング」入門』
  22. (倉島保美著、講談社2012年
    論理的な文章の書き方を学ぼう
    レポートや論文のような論理的な文章の作成には、「パラグラフ・ライティング (Paragraph Writing) 」という文章技法を学習する必要がある。本書では、パラグラフがどんなもので、なぜ必要なのかを紹介した上、「パラグラフ・ライティング」の7つのルールについて、良い例と悪い例という例文を挙げながら、それぞれのルールの「書き方のポイント」、「注意点」や「コツ」などを分かりやすく説明している。本書を通じて、「パラグラフ・ライティング」を深く正しく理解することができ、論理的な文章の書き方を身に付けると思う。レポートや論文をより論理的に書きたいあなたがぜひ手に取って、読んで欲しい一冊である。
  23. 『多文化世界 : 違いを学び未来への道を探る』
  24. (ホフステード, G, H.・ホフステード, G, J.・ミンコフ, M.著、岩井八郎・岩井紀子訳、有斐閣2013年
    グローバル時代に求められるものとは?
    本書は、76に及び国や地域での価値観調査や統計データをもとに,組織と人間を比較文化論的に分析し、ビジネスを文化的な違いから解読している。世界各国の国民性・文化、または組織文化との比較の中で、日本や他国に関してより深く理解するための良書と言える。あなたは、グローバル時代に求められるものとは何か、文化の違いは人の考え方や行動の衝突をいかにして生むのか、本書を通じて見出すことができるかもしれない。ぜひ一度読んでみましょう。