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タイトル
東教宗鑑
タイトルカナ
トウキョウ シュウカン
責任表示
固禰乙譯 ; 隆源[ほか]訂
著者名典拠1
Nikolai, Ioan, Demitrovich, Kasatkin
著者名典拠2
隆, 源(1342-1426)||リュウ, ゲン
出版年
同治2(1863)
出版地
[北京]
出版者
[出版者不明]
言語
中国語
ページ数
17,8,8丁
大きさ
19cm
装丁
和装本
請求記号
RDC:13||TO
注記
校対:瑪禰亞ほか  「元始堂章」ほかの朱印記あり  帙入
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解  説
ハリストス正教会のキリスト教書。
訳者の固利乙は、中国に滞在したハリストス正教会の掌院修士カルポフ(Gury Karpov)。掌院は修道院院長にあたり、本書は1863年に北京で刊行された。
ハリストス正教会は1860(万延1)年に来日したニコライ(Nikolai.本名Ioan Demitrovich Kasa-
tkin) により、やがて日本での伝道が開始され、本書は初期の日本人信徒たちに重用された。
1872(明治5)年には今田直胤により日本語訳され『教理問答』と題して刊行、さらに1877年には『教の鑑』と改題、以後も版を重ねる。正教神学校ではニコライにより『東教宗鑑』の講義もなされていた。ハリストス正教会により、いわゆるニコライ訳聖書『我主イイススハリストスノ新約』が刊行されるのは1901(明治34)であるから、それまでの基本的な教理書の一つだったといえる。

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