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タイトル
夢醒真論
タイトルカナ
ムセイシンロン
責任表示
帰正述
著者名典拠1
帰正||キセイ
著者名典拠2
 
出版年
1869
出版地
[出版地不明]
出版者
[出版者不明]
言語
日本語
ページ数
13丁
大きさ
24cm
装丁
和装本
請求記号
RDC:12||MU
注記
大和綴  帙入
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CiNii(Nii論文情報ナビゲーター)
 

解  説
帰正痴士の著したキリスト教護教書。
帰正痴士は阿部真造(1831ころ-88)とみられている。阿部は本名を貞方次平太といい、長崎の唐通事すなわち中国語通訳の筆記役をしていた。やがて役所を辞し浦上村に滞在中、プティジャン司祭を知り受洗。1867(慶応3)年、浦上キリシタンの逮捕が開始されると、1869(明治2)年には上海に避難、『聖教初学要理』、『弥撒拝礼式』など、いわゆるプテイジャン版の版下を書く仕事に従事。みずからも同年『夢醒真論』を刊行した。江戸幕府のキリスト教禁制政策を継続する新政府に対し、日本にとりキリスト教は邪教でなく必要な教えであると説く。
本書に対して浄土宗の杞憂道人こと鵜飼徹定が『笑耶論』を著し反駁した。しかし、帰国後、阿部はキリスト教を離れ政府の教導職に就く。
 『明治文化全集』第12巻(日本評論社、1992)に収録

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