凡例
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「和本カード」には、見出しのボール紙(縦9.8cm×横5.5cm)が20枚、その他同型のメモ紙が2枚備わっている。見出しカードの後ろにはそれぞれ該当する資料の書誌カードが数枚から数百枚挟み込まれている。見出しカードおよびメモの内容は下記の通り。
- 見出しカード
「西鶴 36種-161冊」「仮名草紙以前」「仮名草紙 ソノ以前をも含む」「浮世草子 西鶴もの八文字屋本を除く」「朝倉年表ニナキ小説」「八文字屋 34種-137冊」「読本・滑稽本・洒落本・噺本・赤本・黒本・黄表紙」「怪談 43種-110冊」「地誌 30種-192冊」「絵本・絵巻物」「和印 9種-17冊」「雑誌 7種-」「唐本 67種-468冊」「詩・歌・俳 64種-119冊」「非小説 99種-326冊」「裁判物 15種-101冊」「小噺 24種-58冊」「評判記 27種-31冊」「手妻・謎 48種-73冊」「合巻 316種-2206冊」
- メモカード
「概略、仮名草紙42種、西鶴本24種、浮世草紙100種、八文字屋50種、(読本・洒落・赤本・黒本・黄表紙)35種、合巻320種、柳樽130冊」「27-6-25現在、740部、2314冊(雑誌ヲ除ク)、買入値計962,410円」
- 見出しカード
- 掲載順序は、見出しカードの項目及び配列を採用し、そこに一~二十の番号を付した。また「和本カード」外に保管されていた書誌カードは「二十一 別置」とした。
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項目毎の書誌カードの順序は角書きを除いた書名の50音順とし、「西鶴1」などの整理番号を付した。ただし、カードに記された書誌情報から、差し込まれていた場所が適切でないと判断した以下の10点については、正しいと思われる項目へと移動した。(『書名』元分類→訂正後の分類番号)
- 『相生源氏高砂松』俳歌詩→合巻1
- 『象戯手鑑』俳歌詩→非小説63
- 『魁題百撰相』地誌→絵本11
- 『舊小説(叢書)』地誌→唐本10
- 『剪燈餘話』地誌→唐本37
- 『雙楳景闇叢書』地誌→唐本40
- 『智嚢』地誌→唐本42
- 『夢溪筆談』地誌→唐本58
- 『六合内外瑣言』地誌→唐本62
- 『聊斎志異新評』地誌→唐本64
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書誌情報は以下の通り。
- 整理番号
- 書名
- よみがな(カード未記入。角書きを除いた書名のよみ)
- 巻号数
- 冊数
- 作者
- 刊年
- 板元
- 外形
- 乱歩備考
- カード裏表記(購入時、追調査情報を年月日、入手先、価格順に表記。)
- 付記(カード未記入)
- 登録番号(カード未記入。カードに対応する立教大学図書館の登録番号。複数巻ある場合は最初の番号のみを採用)
- 翻字は乱歩の記述をそのまま書き写したが、情報の整理により文意がとりにくくなったものには関しては、やむを得ず手を加えた。(例:『都風俗鑑』刊記に、直前の語句を受けて「同年」と記されているものを「延宝九年」に訂正した。)
- 旧字体は新字体に直し、二文字以上の繰り返し記号は用いず、そのまま直前の語を繰り返し表記した。書名の角書きは〈 〉で、囲み文字は[ ]で表した。
- タイトルや備考などに付された「複製」「謄写本」「写本」などの種別は、[ ]に入れ、すべて書名の後に配置した。
- 難読等で読み得なかった文字は「〓」で記した。
- 赤字、黒字は区別しなかった。
- 複製本の場合、刊年や板元は複製時の情報を採用し、原版の刊年や板元等は「乱歩備考」にまとめた。
- 「(ワ)」はわ印、すなわち春本や春画などのことを示す。
- 「π」とは乱歩が定めたパイデラスティア(少年愛)の省略記号である 。
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「朝倉年表」とは、立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター所蔵されている朝倉夢声(亀三)
『新修日本小説年表』(春陽堂、大正5〈1926〉年)を指す。 - カードの分類は2022年11月4日の時点に基づいている。
- 合巻の乱歩備考にある「い左三」等は配架場所を示すと思われるが、詳細は不明。