語りの時間 ~研究って面白い!~

本学の研究者が自らの研究テーマをもとに、「研究の面白さ・楽しさを語る」企画です。図書館のラーニングコモンズ(池袋図書館1階ラーニング・スクウェア、新座図書館2階「しおり」)で開催しています。
研究者の想いに触れ、参加者が「!」(発見や驚き、刺激)を得る場としようという取り組みです。

※2023年度は池袋図書館で再開予定です。

年度:

2019年度 開催終了分

第24回  気候変動を政治学する:環境問題と紛争社会ー2014年カシミール洪水の事例

ラーニングアドバイザー(法学研究科 博士課程後期課程)
日時 2019年12月6日(火)12:40~13:10
会場 池袋図書館1階ラーニング・スクウェア
言語 日本語
予約 不要
■開催レポート
 気候変動が、既存の紛争地域においてどのようにして新たにリスクを発生させるのかという問いについて、カシミール地域を取り上げ、その政治的・気候的・社会経済的背景とともに、実際に発生した洪水を取り上げて、環境問題と紛争社会の関連性を探る考察が行われました。タイムリーな事象を扱ったためか、通り過ぎる人の関心を集める発表となりました。 また、内容はもとより、テーマの着眼点、調査法やまとめ方、発表、説明のしかたなども、参加した学生にとって参考になる発表でした。

第23回  現代日本のヴィクトリア朝表象―『名探偵コナン』にみるヴィクトリア朝文学の系譜

ラーニングアドバイザー(文学研究科英米文学専攻 博士課程後期課程)
日時 2019年7月1日(火)12:40~13:10
会場 池袋図書館1階ラーニング・スクウェア
言語 日本語
予約 不要
■開催レポート
 現代日本のさまざまな事象に影響をあたえているヴィクトリア朝文学、それはマンガ『名探偵コナン』にも大きな影響を与えていることについて、さまざまな例を通じて具体的に紹介されました。 私たちのごく身近なところ、意外なものにまで関わりを持つヴィクトリア朝文学の魅力が存分に語られ、集まった多くの学生に、研究の面白さを伝えていました。

第22回  自律/自分らしさ/確固たる信念・・・これって大事ですか?
―世界遺産「長崎の教会群」の観光客対応実践にみる「近代的個人」の人類学的再考―

ラーニングアドバイザー(観光学研究科)
日時 2019月年6月28日(金)12:35~13:15
会場 新座図書館2階 しおり
言語 日本語
予約 不要
■開催レポート
 「経済的/社会的に自律し、確固たる自己を持って生きることが一人前の条件であると、一般的には考えられています。 このような近代的な「常識」を疑い、これに揺さぶりをかけてみよう」という発表目的のもと、長崎で行ったフィールドワークでのエピソードや学びを中心に研究の面白さと、 「当たり前」を問い直すことの大切さについて語られました。熱心に傾聴する参加者の姿が印象的でした。