語りの時間 ~研究って面白い!~
語りの時間とは、「研究って面白い!」を合言葉に、立教の研究者たちが研究の面白さ・楽しさを語る企画です。
図書館のラーニングコモンズ(池袋図書館1階ラーニング・スクウェア、新座図書館2階「しおり」)で開催しています。
研究者の想いに触れ、参加者が「!」(発見や驚き、刺激)を得る場としようという取り組みです。
2025年度
第29回「短歌と日本語:戦後短歌における〈帝国〉の表象」塚本邦雄〈日本脱出したし皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも〉を中心に
登壇:瀬口真司(文学研究科 博士課程後期課程 池袋図書館ラーニング・アドバイザー)
日時 | 2025年6月25日(水)12:40~13:10 |
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会場 | 池袋図書館1Fラーニング・スクウェア、Zoom |
言語 | 日本語 |
動画 | Canvas LMS(再生時間:29分34秒) ※2025年9月19日まで公開 |
■開催レポート
今回は、1950年代初頭~1960年代半ばまでの短歌表現において、日本の「旧植民地」がどのように表象されてきたのかをテーマに開催されました。「前衛短歌」と呼ばれる表現形式における戦後短歌(あるいは日本語そのもの)と東アジアの関係という外しようのない問題の概略について、塚本邦雄を中心に、 実際の作品を例にとって解説されました。
参加者からは、30分という短い時間にも関わらず有意義な内容で知的刺激を受けた、登壇者の書かれた論文や記事を是非拝読したい、第二芸術論と戦中プロパガンダを起点とする前衛短歌についての前提が非常に興味深かった 等の感想が寄せられました。
多数のご参加ありがとうございました。