「帝、かぐや姫に会いにくる」

帝が直接、かぐや姫に会いにきた場面です。室内にいて、几帳の傍らに立ち姿のかぐや姫に対し、帝は縁側に立っています。縁の外には、随身たちが描かれ、さらに屋敷の門前には、帝を待つ三人の従者と舎人、鳳輦(※ほうれん、鳳凰をつけたこし)の一部とおぼしい乗り物が画き込まれています。